
アイルランドのロックバンド、U2の3rdアルバム。
ジャンル:ロック/オルタナティヴ・ロック
オススメ度:★★★★★
ボーカルを務めるボノこと、ポール・ヒューソンは1960年5月アイルランドのダブリンに出生。父親はカトリック信者の郵便局員でしたが、プロテスタントの女性と結婚したことからプロテスタントに改宗。ボノもプロテスタントとして育てられることになります。
1976年、U2のドラマーとなるラリー・マレン・ジュニアがバンドメンバー募集のポスターを貼り出したことから、U2がスタート。当初はバディ・ホリーやローリング・ストーンズ等を目指していましたが、パンクムーブメントにより、ストゥージズやMC5を演奏するようになります。その後、音楽コンテストで優勝を飾り、CBSアイルランドと契約。プロデューサーにスティーブ・リリーホワイトを迎えリリースした1stアルバム『BOY』は全英だけではなく、全米にもチャートインするなどヒットを飛ばします。
本作はそんなU2のパンクスピリットが最も発揮されたアルバムであり、デモ行進中の市民が軍により死傷した"血の日曜日事件"を取り扱った「Sunday Bloody Sunday」、スリーマイル島原子力発電所事故を題材とした「Seconds」、ポーランドの独立自主管理労働組合"連帯"が題材の「New Year's Day」、アイリッシュな「Drowning Man」、シングルカットされたラブソング「Two Hearts Beat as One」など良曲多数。そして最後は聖書の一節を元にした穏やかな楽曲「40」で〆。今日におけるU2の政治的・社会的なイメージは、本作によって確立されたと言っても過言ではないです。
アルバムジャケットも『BOY』では無垢な少年でしたが、本作では鋭い眼光飛ばす少年に変わっており、U2の姿勢が現れたアルバムであると言えます。
【トラックリスト】
1. Sunday Bloody Sunday
2. Seconds
3. New Year's Day
4. Like a Song...
5. Drowning Man
6. The Refugee
7. Two Hearts Beat as One
8. Red Light
9. Surrender
10. 40
Sunday Bloody Sunday
【和訳】
今日のニュースが信じられないんだ
目を閉じても忘れることができない
いつまで、いつまでこの歌を歌わなければならないのか
いつまで
いつまで
今夜俺たちは一つになれるから
子供たちの足元には割れた瓶が散らばり
行き止まりには死体が散乱している
でも俺は戦いの呼びかけには耳を貸さない
それが俺の背中を壁に押し付けようとも
日曜日、血の日曜日
ああ、行こうか
戦いはまだ始まったばかり
多くが命を失ったが、誰が勝ったのか教えてくれ
俺たちの心の中には塹壕が掘られ
母親、子供、兄弟たちが引き裂かれる
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日
いつまで、いつまでこの歌を歌わなければならないのか
いつまで
いつまで
今夜俺たちは一つになれるから
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日
さあ、行こうか
涙を拭いてくれ
涙を拭くんだ
俺が君の涙を拭こう
俺が君の涙を拭こう
日曜日、血の日曜日
さあ、行こう
TVの内容が事実として扱われていることに慣れきってしまい、俺たちは真実を知らないでいる
そして今日も何百万という人々が泣き
俺たちが飲み食いしている間に、彼らは明日死んでしまう
本当の戦いは始まったばかり
イエスが勝ち取った勝利を掴むために
日曜日、血の日曜日