
ジム・モリソンがヴォーカルを務めるアメリカのロックバンド、ドアーズの1stアルバム。
ジャンル:ロック/サイケデリック・ロック
オススメ度:★★★★★👑
難解で文学的な歌詞、トリップしたようなメロディの楽曲、そしてジム・モリソンの妖艶なヴォーカルが魅力の作品。歌詞、メロディ、曲構成と全てにおいて斬新であり、1960年代の作品の中でも特筆すべき傑作であるといえます。
ハイライトは「Break on Through (To the Other Side)」、「Soul Kitchen」、「Crystal Ships」、「Light My Fire」、「Back Door Man」です。
アルバムの最終楽曲「The End」はドアーズを代表する楽曲であり、ベトナム戦争を題材とした映画『地獄の黙示録』で使用されたことでも有名です。
【トラックリスト】
1. Break on Through (To the Other Side)
2. Soul Kitchen
3. Crystal Ships
4. Twentieth Century Fox
5. Whisky bar(Alabama Song)
6. Light My Fire
7. Back Door Man
8. End of the Night
9. Take it as it Comes
10. The End
Light My Fire
youtu.be
The End
【和訳】
これで終わりだ
美しい友よ
これでおしまいだ
たった一人の友よ
僕達の入念な計画も終わり
残っていた全ても終わり
安全も驚きもない
もう二度と君の目をみることはないだろう
どうなるか想像できるだろうか?
とても無制限で自由
切望しているんだ
絶望的な地で
見知らぬ人が手を差し伸べてくれることを
ローマの苦痛の荒野で道に迷い
子供達は皆狂う
夏の雨を待っている
町外れには危険が溢れかえる
キングスハイウェイに乗るんだ
金鉱山内の奇妙な光景
ハイウェイを西に進んで
曲がりくねった道を進み
古い湖へ
蛇のような道は長い、7マイル
蛇の道を進んで
彼は年老いていて、肌が冷たい
西に向かうのが一番だ
西へ向かえ
ここに来て、後は僕達がやる
青いバスが僕達を呼んでいる
青いバスが僕達を呼んでいる
運転手、どこに僕達を連れて行くんだ?
人殺しは夜明け前に目を覚まし
ブーツを履く
古いギャラリーから仮面を取り出し
廊下を歩き続けた
彼は妹がいる部屋に入り
それから兄を訪ねる
廊下を歩き続け、そしてドアの前まで来た
中を覗きこう訊ねた
"父さん?"
"そうだ、息子よ"
"あなたを殺したいんだ"
"母さん、したいんだ…"
来るんだベイビー、やってやろう
そして青いバスの後ろ側で会おう
青色の絨毯を敷いて、青いバスに乗って
これで終わりだ
美しい友よ
これで終わりなんだ
たった一人の友よ
君を自由にすることは辛いことだ
でも君は決して僕にはついてこないだろう
笑い声と優しい嘘の終わり
死のうとした夜の終焉
これで終わり